テグレトールと脳の写真

テグレトールは、てんかんの発作を予防するために処方される薬です。主成分であるカルバマゼピンは、脳の興奮を抑制する作用があります。では実際にテグレトールはてんかんに効果があるのか、使用している人の意見を聞いてみましょう。

テグレトールでの欠神発作とニューキノロン系抗生物質

テグレトールはカルバマゼピンを有効成分とする医薬品です。特にてんかんの治療においては長い歴史と実績とがあることから頻繁に用いられているものであり、部分発作となると第一選択薬として使用する医師が多くなっています。強直間代発作や部分発作に対して高い効果を示すことに加えて、比較的薬価も低いのがテグレトールの特徴であり、患者に対して処方しやすい医薬品として重宝されてきています。しかし、欠神発作に対しては増悪させてしまうリスクがあることから使用してはならないのがテグレトールです。そのため、てんかんの発作がどのようなものであるかということを正確に知ることがテグレトールを使用するかどうかの判断基準として重要なものになっています。一方、テグレトールを使用する際や、テグレトールによっててんかんの管理をしている際には他の薬との飲み合わせについて注意しなければなりません。テグレトールに含まれるカルバマゼピンは薬物代謝酵素であるCYP3A4によって代謝されますが、CYP3A4を誘導する効果もあるため、この酵素で代謝される薬剤の効果を減弱させてしまうことがあります。抗生物質は感染症になると処方されるものですが、マクロライド系抗生物質はCYP3A4で代謝されるために使用してはならないということになっています。ニューキノロン系抗生物質は薬物代謝酵素であるCYP1A2によって代謝されるのが主であるため、使用することは可能です。しかし、リスクも伴うことからできるだけ使用しないというのが医療業界での了解となっています。こういった点に注意して使用していかなければならないのがテグレトールの特徴であり、薬を使用する際には申し出ておくことが大切です。